大きな災害は予期せぬ時に起こる!生存率を上げるには?
災害の中でも特に地震は、予期せぬ時に起きることもあり仕事中や外出中に発生する可能性もあるでしょう。
この記事では、予期せぬ場合に災害が発生した際、生存率を上げる方法について解説していきます。
生存率を上げる4箇条
災害時の生存率を上げるには、どのような行動を取るべきなのでしょう。
ここからは、生存率を上げる4箇条を紹介していきます。
自分の命を最優先する
災害時には、自分の安全を確保することが最優先です。
家族や近隣と事前に避難計画を話し合い、各自が自分の責任で行動できるようにしておくことが重要です。
災害発生時に他者を助けることも大切ですが、自分自身が安全でないと他者に対しても適切な支援は難しくなります。
避難の決断を即座に下す
災害が発生した際には、自治体の指示に従い速やかに避難することが基本です。
例えば、津波が発生している場合に財産を守るために滞在するのは危険です。
財産よりも命を優先し、避難が求められたら即座に決断し行動することが必要となります。
日常から防災マップを確認し、避難場所や経路を把握しておくことでいざという時に迅速に行動できます。
非日常体験で危機感を養う
非日常的な体験を通じて、災害時の危機管理能力を養うことが効果的です。
特に子供には、キャンプなどの体験を通じて普段とは異なる環境での判断力や適応力を身につけさせるのがよいでしょう。
安全な環境で非日常的な体験を重ねることで、いざという時に冷静な判断ができるようになります。
普段からこうした体験を通じて、危機感や適応力を高めることが重要です。
防災訓練で常に備える
災害時に冷静に対応するためには、リアルな体験や訓練を通じて対応力を鍛えることが重要です。
防災訓練に定期的に参加し、災害時の対応方法を体に染み込ませることで緊急時にも適切な行動が取れるようになります。
普段からの訓練やシミュレーションが、災害発生時に冷静で迅速な判断を可能にします。
訓練を通じて、自分自身の行動を体に覚えさせておくことが生存率を高めるカギです。
災害発生後の時間別対応
災害発生後の対応は、時間によっても変わります。
ここからは、そんな時間ごとの対応について解説していきます。
発生直後の迅速対応: 3秒以内に自分の安全を確保する
地震発生後、最初の数秒間においては自分自身の安全を最優先に確保することが必要です。
揺れが収まるまで机の下に隠れる、ヘルメットや座布団で頭を保護するなどの対応を行います。
屋外にいる場合は、落下物から避けるために建物から距離を置くことが重要です。
直後の危険回避: 30秒以内に周囲との協力と安全確認を行う
地震が収まった後、次に行うべきは周囲の人々と協力し火災や津波などの二次災害に対する対応です。
自動アナウンスや指示に従い、火元を止める、ブレーカーを切るなどの初期対応を行います。
都市部では車の利用を避け、渋滞や緊急車両の妨げにならないよう心掛けましょう。
単独行動から集団行動へ: 3分以内に小規模集団で次の対応を決定する
個人の安全が確保できた後は、次に集団としての行動を考えます。
倒壊物の救助や負傷者の応急処置などを行い安全な避難経路の確保に努めます。
また、最新の情報を入手し、適切な対応策を考えることが重要です。
組織的対応の開始: 30分以内に緊急災害対策本部を設置する
災害発生から30分後には、小規模な集団から大規模な組織的な対応へと移行します。
緊急災害対策本部を設置し、指示に従いながら柔軟に対応する必要があるでしょう。
役割分担を明確にし、指揮を取ることが求められます。
長期的な生存確保: 3時間後以降に避難後の生活環境を整える
避難後3時間以上経過した後は、生命の安全を確保するための長期的な対応が必要です。
引き続き安全な避難環境を維持し、火災や津波などから身を守る対策を講じます。
避難所での生活を快適にするために必要な物資や医療も準備しましょう。
覚えておくと便利な災害時のライフハック
災害時には、覚えておくとよいライフハックがあります。
ここからは、その中からいくつかご紹介していきます。
リアルタイム情報収集にはツイッターが最適
災害時には、ツイッターが情報収集に便利です。
テレビの報道は全体的な情報を提供しますが、地元の細かな情報やリアルタイムの更新には限界があります。
ツイッターでは、自治体や警察、病院などの公的機関の公式アカウントに加え信頼できる個人のアカウントもフォローしておくことで、より正確でタイムリーな情報を得ることができます。
普段から信頼できる情報源を見極め、フォローしておくことが災害時に役立つでしょう。
片づけ前に被害状況を必ず記録する
災害後、片づけを始める前に被害の状況を写真に収めておくことが重要です。
家や家具、家電などの被害を記録しておくことで地震保険の罹災証明に必要な証拠を確保できます。
保険金の請求には証明が必要で、証明ができない場合には保険金が支払われない可能性があります。
静止画での記録が基本で、動画よりも静止画の方が保険申請時に有効です。
火を起こすための必需品はマッチ
火を起こすためにはマッチを備えておくと安心です。
着火ライターも便利ですが、電池切れやガス不足などで使用できない場合があるでしょう。
着火ライターを使用する場合でも、定期的に使えるかどうかチェックする必要があります。
それに対して、マッチは水濡れがなければ長期間使用できるため災害時に頼りになります。
防災リュックにマッチを入れておくとよいでしょう。
まとめ
災害時は、生存率を上げる行動があなたの命を守ります。
普段から、備えをしっかりと行い自らの身を守れるようにしておくとよいでしょう。