望遠鏡を担いで?それとも自室でまったり?秋の夜長に天体観測のススメ
一雨ごとに秋が深まってきている今日この頃ですが、
夜になるとふと、センチメンタルな気分に襲われたりすることはありませんか?
夜が一番長くなると言われる冬至に向かってどんどん夜が長くなるこの季節は
夏の夜とは違った不思議な静けさが漂っていて、なんとなく物思いに耽ってしまう事もしばしば。
だけどせっかくの秋の夜長ですから、気になっていた本をのんびりと読んだり、
じっくりと映画を見たりと有意義に過ごすのにぴったりですよね。
読書や映画鑑賞ももちろん素敵ですが、
せっかくなのでこの秋の夜長に天体観測をしてみるのはいかがでしょうか、
気温が下がり、空気が澄み始める秋の夜長は星を見るのはちょうど良い季節。
外で夜空を見上げるのに、真冬のような重装備をしなくていいのも嬉しいですよね。
星空と言うと「◯◯の大三角形」を思い浮かべる方も多いかと思います。
季節ごとに、春の大三角形、夏の大三角形、秋の大三角形、冬の大三角形がありますが、
皆さん、それぞれがなんの星座か言えますか?
…と、ここまで読んで、あれ?おかしいな?と気づいた方、大正解です。
春、夏、冬の大三角形はありますが、実は秋には大三角形はないのです。
まるでテストのひっかけ問題のような書き方をしてしまいましたが、
秋には三角形がない代わりに、四角があるんです。
「秋の四辺形」と呼ばれており、秋の星空を見る際には覚えておきたい目印となります。
何故「大四角形」ではないのかは調査不足でわかりませんでしたが、
春夏冬の大三角形を構成している星は全て一等星であるのに対し、
秋の四辺形は全て2等星で構成されている、ということが何か関係しているのかもしれません。
そんな星空の観察の際に欠かせないのが望遠鏡ですが、皆さん望遠鏡はお持ちでしょうか?
もしも持ってないよーと言う方がいらっしゃったら、
この機会にご自分で作ってみるというのはどうでしょうか?
キットには対物レンズセット、接眼レンズ、紙管各種、ファインダー接続木製パーツ、
三脚接続木製パーツ、更には工作ボンドまで入っており、
これさえあれば倍率100倍の望遠鏡を作ることができる優れもの。
作りながら望遠鏡の仕組みを学ぶことができるので、
1週間のうち前半は望遠鏡作り、後半は実際の星空観察、というように、
創作をする楽しみと、未知のモノを知る楽しみ、どちらも満たしてみるというのは如何でしょうか。
(キットには三脚が入っていないので、ご注意ください!)
もちろん、一般的な天体望遠鏡もご用意しております。
こちらは、これまで天体観測なんてしたことないよ~
という方にも扱いやすい入門者向け天体望遠鏡です。
三脚には軽量のアルミ伸縮三脚を使用しており、3kgと軽いので、
午前2時 フミキリに 望遠鏡を担いでいく時にもオススメです。
(意味がわからない方、すみません、こちらの動画をご覧ください…)
これを覗きこめば、見えないモノも見える…かもしれません。
天体観測なんて言っても、私の住む街では星空なんて見えないよ!
見えないモノを見ようとするのなんて嫌だよ!という方には、
ご自分で星空を映し出すことのできる家庭用プラネタリウムがオススメ。
ピントの調整はもちろん、自由な角度で壁や天井などに投影することができます。
自動電源オフ機能がついているので、眠る前にこれを天井に映し出し、
ぼんやりと眺めながら眠気がやってくるのを待つ…
なんて贅沢な秋の夜長を過ごすこともできます。
ランダムなタイミングで流れ星が出現するという嬉しい演出もついているので、
「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている人に是非使っていただきたいです。
(すみません、またどうしても言いたくなってしまいました…)
星空のことを考えていたら、ロマンチックな気分になりすぎてしまい、
今回は思わずおかしなことを何度も口走ってしまいましたが、
星空には、人間の心を集中させ、雑念を消してくれる効果があるそうです。
これから年末に向けて日常の雑務が増えてくる今の時期、
星空を眺めることでその日のスイッチをオフにしてみるのもいいかもしれませんね。