電気ケトルの電気代は高い?
すぐに水が沸き上がって、短時間でお湯が出来上がる便利な電気ケトルですが電気代はどうなのでしょう。この記事では、電気ケトルの電気代について解説していきます。
電気ケトルの仕組み
電気ケトルは、電気を熱源としてお湯を沸かすヤカンのようなものです。
電気ケトルの下にある電源プレート部分に本体のケトルを設置して電熱ヒーターに電気を通すことで加熱し、プレートに発生させた熱を伝達することでお湯を沸かす仕組みになっています。
ガスをつかって沸騰させるヤカンは、沸騰したら自分で火を止める必要がありますが電気ケトルは、水が沸騰すると自動で熱源が停止するようになっており忙しい時にはかなり重宝する電化製品です。
電気ケトルの電気代は?
では、気になる電気ケトルの電気代はどのくらいなのでしょう。ここからは、電気ケトルの電気代とヤカンのガス代、電気ポットの電気代もご紹介していきます。
※電気代の求め方は、1時間あたりの消費電力(kW)×時間(h)×料金単価(円/kWh)で求めます。
電気ポットの電気代
電気ポットは、電気ケトルに比べて大量のお湯をいっぺんに沸かすことが可能です。
家族が多かったり、部活や合宿などで使う場合はかなり便利です。
電気ポットでお湯を沸かす場合、1日あたりの電気代は2.2Lで約27円、3Lで約32円となります。
条件としては、電気ポット1日あたりの消費電力が2.2Lで990W、3Lで1180Wです。(湯沸かし2回で、再加熱1回、温度90度を想定しています)
また、1kWhあたりの電気代は27円想定になっています。
1日あたり27円であれば毎日使ったとして毎月800円強くらいになります。
いちいちお湯を沸かす手間を考える場合、人数が多いのであれば電気ポットの方がお手頃かもしれません。
ヤカンのガス代
ヤカンでお湯を沸かす場合のガス代は、3Lで約8.35円です。
条件としては、都市ガスの従量料金130.46円/㎥、ヤカンの容量3L、3Lのお湯を沸かすのに必要なガスの量0.064㎥と仮定しています。
電気ポットや電気ケトルと違い、お湯が湧き上がったら自分で火を止めなくてはならない手間や小さなお子様がいる場合安全のために火の元からは目が離せない場合もあります。
参照URL: https://looop-denki.com/home/denkinavi/electricitybill/kitchen/kettle/
電気ケトルの電気代
電気ケトルでお湯を沸かした場合、1回あたりの電気代は140mlで約0.5円です。ちなみに140mlは、コーヒー1杯くらいの湯量です。
1Lであれば、約2.8円程度になります。
条件として電気ケトルの消費電力は1250W、お湯を沸かす時間は140mlで50秒、1Lで5分かかるとしてあります。また、1kWhあたりの電気代は27円です。
人数が少ない場合、電気ポットよりも電気ケトルの方が電気代の節約になると考えられます。
ひとり暮らしであれば、朝昼晩に1Lずつ+コーヒー3杯程度と考えても10円ちょっとくらいなので電気代が気になるのであれば電気ケトルの方がおすすめと言えるでしょう。
また、ヤカンと比べるとそこまで料金の差は無いようですが前述したようにヤカンはお湯が沸いても自動で熱源が止まることが無いのが電気ケトルとの違いです。
手間の部分を考えると電気ケトルの方が優秀だとも言えるでしょう。
電気ケトルのメリット
電気ケトルのメリットは電気代以外にどんなものがあるのでしょう。ここからは、電気ケトルのメリットについて解説していきます。
少ない量でも沸かせる
電気ケトルは、少量のお湯を沸かすのに向いている商品です。
1杯だけコーヒーが飲みたい、朝ご飯に1杯だけ味噌汁を追加したい場合でもその1杯分だけを気軽に沸かすことができます。
短時間でお湯が沸く
スイッチをオンにするだけで素早く短時間でお湯が沸くのも電気ケトルのメリットです。
出勤前の忙しい朝の時間でもすぐにお湯を沸かすことができるなどかなり使い勝手が良いと言えます。
また、電気ポットやヤカンよりもお湯が早く沸くのもメリットのひとつです。
場所を選ばない
電源があれば場所を選ばずにお湯を沸かすことができるのも電気ケトルのメリットと言えます。
朝の食卓でテーブルの上に置いたままお湯を沸かすことも可能です。
また、保温機能が付いていないため電気ポットよりも軽く使い勝手が良いのもメリットと言えるでしょう。
操作方法が簡潔
電気ポットなどであれば、保温や再加熱、沸騰など様々な機能がついており操作方法が複雑な場合があります。
しかし、電気ケトルなら保温機能などは基本的についておらず加熱ボタンしか付いていないことがほとんどです。
そのため、操作方法を間違えることなく使うことができます。
まとめ
電気ケトルは、朝の忙しい時間やちょっとお湯を沸かしたいという時にかなり便利です。
電気代も安いので、ぜひ利用してみてください。
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