あの「クイーン」のギタリストは、実は博士?
昨年、大ヒットした映画「ボヘミアンラプソディ」。
伝説のロックバンド・クイーンのボーカルフレディ・マーキュリーを主人公とした伝記的映画で、
移民の青年がロックに出会い、スターダムにのし上がり、
そこでの孤独、葛藤、仲間との物語を数々の名曲と共に描いたことで全世界で大ヒットし、
日本でも応援上映が何度も開かれるなど、リピーターが続出。
今年4月に発売されたDVDは初週で18万枚の売上を叩き出すなど、
その勢いは未だに留まることを知りません。

映画内で流れる楽曲や物語の素晴らしさもさることながら、
往年のファンの度肝を抜いたのが、俳優たちのクイーンのメンバーの再現度なのではないでしょうか。
主人公のフレディを演じたラミマレックは、多歯であったフレディを研究し、
義歯をつけて撮影に臨んだとあって、歯にコンプレックスを持つフレディが自然に再現されていて、
見ているうちにまるで本物のフレディを見ているような気持ちになっていました。
が、それよりも気になったのが、ギターであるブライアンメイのあまりの再現度の高さ!
まるで本人が出演しているのではないかと思うほど、そっっっくりなんです。
予告にも何度も登場していますが…似てますよね。
鑑賞後の感想には「ブライアンだけ本人だった」なんてコメントが並ぶほど、
その再現度は往年のファンを狂喜させていました。
クイーンというと、やはりフレディにばかり注目がいってしまうことが多いのですが、
ギタリストであるブライアンはクイーンの影の立役者であり、
フレディが天才肌であるとすると、ブライアンは頭脳派として、
クイーンというバンドを引っ張って行っていたようです。
実は彼、音楽の才能もすごいのですが、博士号を持っているほどの本当の頭脳派。
しかも、天文学を専門とする理系男子(もう男子ではないですね…)なんです。
8歳の時に音楽と天文学に興味を持ち、彼の人生には常にのその二つがあったそうで、
ロンドンのインペリアル・カレッジの大学院では宇宙工学を研究しており、
クイーンの活動が軌道に乗るまでは中学校の講師をしていたそうです。
その後は音楽活動のために研究を中断していましたが、
35年後の2007年から天体物理学の研究を再開し、
母校であるインペリアルカレッジで博士号を取得しているのです。
2007年というと、ブライアンはその時60歳。
すでに他の分野で名前を残した人が、学生時代の功績があるとは言え、
新たに他の分野に挑戦するというのは、なかなかできる事ではないですよね。
彼は昨年、「はやぶさ2」の望遠光学航法カメラ(ONC-T)が撮影した画像から
小惑星リュウグウの立体画像を作成することに成功。
YouTubeには、本人の解説動画がにはアップされています。
また、2回目の小惑星リュウグウの着陸に挑む探査機「はやぶさ」に、
ブライアンがメッセージを寄せている動画が本日(7/11)、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって公開されました。
→動画はこちらから
「神のご加護を」と応援メッセージを送るブライアンは、
まるでバンド仲間に話しかけるような、素敵な顔をしていますね。
研究対象に対してとても愛があるんだなあと感じられます。
映画ではフレディにスポットが当たっていたので、
ブライアンの人となりについては詳しく描かれてはいませんでしたが、
音楽と宇宙に情熱を注いだ男の物語、というのもロマンに溢れているので、
いつか映画で見てみたいな、と思いました。
クイーンの壮大な音楽は、宇宙空間ととてもマッチするような気がします。
彼の今後の研究にも注目していきたいですね。