あの液体のりが、白血病治療の救世主に?
「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか?
科学や芸術に造詣の深い方でしたら必ず一度は耳にしたことがある言葉なのではないでしょうか。
ノーベル賞の受賞者のインタビューなどでもよく耳にすることが多いですね。
「セレンディピティ」には「素敵な偶然」というような意味があり、
予測もしなかった偶然によって幸運がもたらされたり、
その幸運な偶然を手に入れる力という意味でも使われることがあります。
では、何故この「セレンディピティ」という言葉を科学者や芸術家がよく使うのか?というと、
彼らの研究にはこの「幸運な偶然」が欠かせないからに他ありません。
時に当事者でさえ予測しなかったような「思わぬ発見」や「偶然」によって、
その分野が発展していく…
そのような展開は古の時代から繰り返されてきた現象なのでしょう。
少し前にも、この「セレンディピティ」という言葉を思い出さずにはいられないニュースが
私たちの元に飛び込んできたことがありました。
それは、こちらのニュース。
→「液体のり」を白血病研究に…仰天アイデアなぜ生まれた
なんと、液体のりが白血病の骨髄移植で重要となる細胞を大量に培養できたというのです。
このニュースは瞬時にインターネットを駆け回った為、
ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。
記事に出てくるアラビックヤマトって、あのアラビックヤマト…?と、
私も思わず記事を三度読みくらいしてしまいました。
一時は名前が同じ別の会社の株が前日までの10倍になったり、
SNSでは「液体のり」「アラビックヤマト」がトレンドとなるほど、
日本中で話題になったこのニュース。
やはりアラビックヤマトといえば、幼稚園・保育園や学校、会社などには必ずあるアイテムで、
日本に生まれ育った人であれば大抵の人が一度はお世話になったことがある、
という共通体験がある分、その驚きが瞬時に広まっていったのでしょう。
今回、培養に成功した東大の山崎聡特任准教授率いる研究チームは、
高額な培養液も試してみたが思うような成果が出ず、
遊び心で安価なポリビニルアルコールが主成分である
アラビックヤマトを試してみたところ培養に成功したとのこと。
これはまさに「セレンディピティ」なのではないでしょうか。
アラビックヤマトを製造するヤマト株式会社はニュースのあと、
公式サイトにて正式にコメントを発表しました。そこには
「本来の目的とは異なる使用方法ですが、病気に苦しむ方々を含めて社会貢献の一助になれることは社員一同大変喜ばしい限りであります」
とあり、やはり本来の目的とは違った使用方法に驚きを隠せない様子が伺えます。
しかし同時に自分たちの作り続けてきたものが、思わぬ形で人を救うことができるかもしれない、
という喜びも隠せない様子が伺え、読んでいて少しジーンときてしまいました。
発表された研究は今後、人間の細胞も培養できるかの臨床実験を経て、
実用化されるのは5〜10年後ではないかと言われているようです。
1日でも早く実用化され、白血病に苦しむ患者さんに役立つ日が来る事を願っています。
さて、そんなアラビックヤマトは、いまちゃすでももちろんお取り扱いしています。
見慣れたこちらのタイプはもちろん、
塗った場所が蛍光イエローでわかりやすく、乾くと色が消えるタイプ、
そしてそして…
こちらの480mlの大容量詰め替えタイプもお取り扱いしています。
ちょっと蜂蜜のような見た目ですが、アラビックヤマトです。
これなら培養実験にも安心なのではないでしょうか。
もちろん、通常のご使用方法の方にとっても替えのキャップもついて
大変お得になっています!
是非チェックしてみてくださいね。