理化学屋がオススメする自然派コスメ
皆さんが普段使われているコスメ用品。特に女性の方にとっては毎日使う必需品でもありますが、その「成分」について注意深く調べたことはありますか?
”植物由来”“オーガニック”とパッケージには書かれているし、お肌に良い成分で作られているだろうから大丈夫!と、いざ成分表をよく見てみると・・・
馴染みのないカタカナの成分名だらけ…
この中で植物ってどれ?
そうなんです。多くの化粧品には色々な合成成分や石油由来の化学成分が含まれているんです。
それは、植物由来やオーガニックを謳っている商品だって例外ではありません。
騙された…と思われるかも知れませんが、必ずしも化学成分=悪という訳ではなく、天然成分の働きを助ける役割を持っていたり、品質を保つために欠かせない成分である場合もあります。
化粧品メーカーも美の追求のために日夜研究を続けています。そう、まさに化粧品は科学進歩の結晶とも言える存在。
しかし、絶対に安全という訳ではないことも確かです。
化粧品に含まれる化学成分が肌にダメージを与え、そればかりではなく、シミやニキビの原因になってしまうことも。
合成界面活性剤
化学成分の中で特に注意したい物が、肌のバリアを壊してしまう「合成界面活性剤」です。
これも多くの化粧品に含まれている成分のひとつなのですが、界面活性剤の大きな役割には、乳液を作るための「乳化」、油汚れを落とすための「洗浄」、美容成分の働きを促すための「浸透」があります。
この特長だけを読むと、特別悪い影響を与える成分ではないように見えますが、使い方や品質によってはその効果が強すぎてしまい、お肌へダメージを与えてしまいます。
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1 美肌バリアを壊してしまう
肌のバリア機能で最も重要と言われる「セラミド」は、界面活性剤で洗い流されやすい性質を持っています。高い洗浄力が悪い菌だけなく、肌の健康のために必要な菌や角層までも破壊してしまうのです!
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2 悪い物まで浸透
浸透性が高いため、有害な物質や菌までをも肌の中まで入り込ませてしまい、その結果シミ、ニキビなどの原因に…。
コスメ専用の成分分析アプリもある!
美しくなるためのコスメが、シミや肌荒れの原因となっているとはショックですが、日本の薬機法では医薬部外品を除く化粧品に対して「全成分」を表示することが定められています。化粧品に含まれている成分をチェックできる仕組みになっていますので、コスメ選びの際には、パッケージや口コミ情報だけでなく、成分についても注目してみましょう。
最近ではスマホでコスメ成分を簡単チェックできるアプリもあります。
「elements」
日本化粧品協会公式のコスメ分析アプリ。化粧品成分16,000種~を認識!ドラックストアなどで取り扱われているほぼ全ての化粧品が分析可能です。バーコード読み取り対応。
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.jcosme.elements&hl=ja&gl=US
「COSMEペディア」
バーコードを読み取るだけで化粧品の配合成分をチェックできるiOSアプリ。撮影するだけという操作方法もとてもシンプル。
https://apps.apple.com/jp/app/cosmepedia/id1271660275
いまちゃすオススメの自然派化粧品
・ベビーローション
・生産国:日本製
※開封後の有効期限は1年です。
・オーガニックミルキーローション
・生産国:日本製
※開封後の有効期限は1年です。
是非チェックしてみてくださいね!
※商品価格は記事掲載時のものですので変更になる場合がございます。